考えてること

なぜ、自殺はなぜ悪いことなのか?世界の宗教観とか調べてみたって話

2019年4月2日

首吊り自殺

「生命は原則的に神のもの」で「神が作ったもの」「神に与えられたもの」だから、その生命を自らの意思で断つというのは神への冒涜に他ならない・・・

と書いてみましたが、宗教は全く信じない派です。
今回は「自殺はなぜ悪いことなのか」ということを考察してみたいと思ってます。

うつ病だったりで精神衰弱してしまったりすると、「自殺」という念慮にとらわれてしまいますよね。
でも幼い頃から「自殺は悪いこと」と刷り込まれてきたから「自殺ダメゼッタイ」みたいにおもっちゃうけど、そもそもなんで自殺はダメなんだって疑問はみなさん持ったことありますよね。

まわりの人に聞いてみても「当たり前だから」とか「常識だから」とか、なんとも釈然としないした答えしか返ってきません。
みんな考えることをしないというか、子どもの頃から当たり前とされてきたことを否定するのは自分の過去を否定することになるから、「否定することを否定する」のだろうか?

そこまで考えてるかな。いや、思考停止してるだけだわ、たぶん。

というわけで、各宗教での自殺についていろいろ調べてみましょう。

キリスト教では

キリスト教では「生命は原則的に神のもの」という考えだから人間に自分の生命を汚す権利はないようですね。神って何様?って思うけど、神様ですね。
初期キリスト教の司教で哲学者のアウグスティヌスは、「自らを殺す者は殺人者である」と書物かなんかに記したそうです。
20世紀初頭には、自殺した者にはキリスト教徒としての埋葬を拒否すべしと「ピウス十世のカテキズム(教理問答書)」書かれているそうです。

イタリアの詩人ダンテの代表作「神曲」の第一部「地獄」の作中で、伝統的なカトリック信仰を基に想像を広げ、自殺を犯した罪人達は地獄の第七階層で樹木としての存在を与えられ、そこで伐採や剪定を受けて血を流して苦しむ、と描写した。

敬虔なカトリックでの芸術作品でこのような描写をすることによって、信者たちに「自殺、あかん、ゼッタイ」を刷り込んでいたんでしょうね。

ユダヤ教のでは

ユダヤ教では、「創世記」の9章5節が自殺したらダメっていう根拠なんだって。

「また、あなたたちの命である血が流された場合、わたしは賠償を要求する」(新共同訳1987)

ようするに、人間は自殺すると神様から怒られて責任をとらされるよってこと。神様の許しがあれば自殺して良いみたいな感じかもしれないけどそもそも許しなんてないでしょうね。

ヒンドゥー教では

自殺は「魂の殺戮」と呼ばれていて、カルマの連鎖を生み出して魂の解脱を妨げるとされているそう。
また、ヒンドゥー哲学によると自殺者は転生できずにその魂は地上にとどまり、時として生者に災いもたらすということになっているそう。
「自殺したら来世に行けないよー、今世でみんなに迷惑かけるよー」ってことで自殺はあかーんと教えられているようですね。

仏教では

仏教もやっぱり、自殺と自殺の幇助および教唆を禁じているそうです。
自殺は苦しみを和らげるどころか、さらなる苦しみの原因となるからだそう。
日本での「成仏できんよ、極楽に行けませんよ、地獄に堕ちるよ」っていう自殺はあかんの教えに最も近いんですね。
そもそも仏教には「殺生」つまり生き物を殺すことを禁じてるから、自分自身であれ「殺生」はあかーん!ということですよね。

そもそも自殺を肯定するわけにはいかない

まあ、どの宗教も基本的には「頭ごなしにダメー」という感が否めないです。
そもそも自殺を肯定することは宗教的にもダメですわな。だってどの宗教も基本的に「殺人はNG」ですよね。

「殺人OKにしちゃうと気にくわないやつや恨み憎しみで殺人が横行し社会が混乱する」など、集団生活において悪影響を及ぼす行為だから、厳しく処罰して抑止しないといけない。

なので「殺人がNGなんだから、自殺も自分という人を殺す行為だからNGにしないと辻褄があわない」ってのが、本当のところなんじゃないでしょうか。

逆に自殺を認めちゃうと「じゃあ人殺してもいーじゃん」って言い出す奴もいるかもしれないし、言いくるめるの面倒くさいですよね。そういう時は全部ひっくるめてダメってことにしておけー、みたいな。

自殺は悪いことじゃない

結局、「自殺が悪いことだ」というのは、論理的に解説できることなのでしょうか。感情的なこととか道徳的なこととかは聞き飽きました。それでうまく丸め込まれてるだけで実際は

「みんながダメって言うからダメ」

状態ですよね。ってことはつまり、

自殺は悪いことという明確な理由はない

と言ってしまっても良いと思います。

例えば「家族みんなを事故でなくし一人だけ生き残った少年が辛い生涯を一人で生き抜いてきたのに詐欺にだまされ冤罪で投獄され味方もいなく絶望の淵に立たされた人」の自殺が悪いことだとは思えないし、こういった例はたくさんあると思います。

ただ、自殺するほどに思い悩んでいる時っていのは、かなりのうつ状態にあるので相当判断力が鈍っているはずです。「自殺」以外の選択肢以外見えない状態なんです。

つまり、自殺そのものに罪はない。
自殺という考えしか見えなくなるまでにその人を追い込んでしまう社会が罪である。

テレビでも自殺してしまった人を報道して「なんでこんなことで自殺なんか!誰かに助けを求めたらよかったのに」なんて無責任なコメンテーターもいますが、自殺に追い込まれるほど精神が病んでいる人は「他の選択肢が見えない、冷静な判断ができない、自殺が最良の解決策」と思い込む、そこまで病んでるんだってことを理解して、無責任な発言は控えてほしい、もっと自殺した人の心に寄り添ったコメントをしてほしいと思います。

また、今自殺を考えてる方も、「自殺しかないという思い込み」に囚われている可能性もあるので、「もし自殺せずに借金してでも海外逃亡してみたら」とかいろんな「死なない場合の可能性」を、なんとか頑張って考えてみてください。

ひょっとしたら違う人生があるかもしれないよ。

というわけで、今回は以上ですが、自殺に関連した記事を紹介します。
もしよかったらあわせて読んでみてください。

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