うつ病

季節の変わり目にうつ状態になるのはなぜ?調査研究で明らかになった結果

急な気温の変化でうつ症状が再発してしまう

急な気温の変化や、気圧の変化などが起こる季節の変わり目に、うつ症状が顕著に現れたりして体調を崩すことが、うつ病の人の中には多くいるんじゃないでしょうか。 うつ病や不安障害患者を持つ人は、季節性の体調や症状の変化を実感しやすく、とくに冬の気分の落ち込みを感じる割合が多いということが、オランダのフローニンゲン大学による調査の結果明らかになったそうです。

まあ当事者としては、調査するまでもなく実感してるんですけど、科学や統計学的にきちんと明らかにされると「自分だけじゃないし気のせいでもないんやで」と自信を持てる?ってことですね。

なので、医師や当事者に関わる人は季節がうつ病や不安障害の症状にに影響を及ぼすことを頭に入れて治療に取り組むのが良いですよってこと。

うつ症状の季節性

この研究では、「うつ病の人(D)」「不安障害の人(A)」「うつ病と不安障害の人(DA)」「どちらでもない健常な人」の4つのパターンで、うつ症状の季節性を検討したとのことです。 主な結果は以下のとおり。
・2,168例のうち、53.5%が気分の季節性を報告した。 ・「気分の落ち込み」の割合が最も高かったのは冬期であった。 ・このパターンはすべての群でみられたが、D群、A群およびDA群では有意に季節性を実感しやすかった(p<0.001)。 ・活力、社会活動、睡眠、食欲、体重およびGlobal Seasonality Scoreにおいても、季節性の変化が認められた。 ・気分と行動の季節性変化はすべての群で認められたが、不安障害やうつ病(両方またはどちらかの)患者は、より季節性変化を実感しやすいことが示された。
まあ、結果は先にも述べたとおり、季節の変化でうつ症状などが現れやすいということ。 季節の変化の時期は体調管理に用心するくらいしか対策はないですけど、うつ症状がやってくるって構えていられるといくらか気持ちが楽になりますね。

もうちょっと深堀りして考察してみると、うつ病の症状が現れやすい原因の一つとして、うつ症状が現れることによって体調を崩すことはあるでしょうが、その逆に「体調を崩すことによってうつ症状があらわれる」ことも十分ありえますよね。

私も季節の変わり目は必ずと行っていいほど体調を崩し、寒暖差の激しい日が続くと体調不良が起きて上咽頭炎に必ずなってしまいます。 私の上咽頭はかなりデリケートでちょっとしたホコリを吸い込んでしまってもすぐにパンパンに腫れて、喉がやられると体の倦怠感・発熱・悪寒などなどさまざまな症状がバンバンでてきます。 それも結構な頻度でなってしまうので、以前職場の嫌な上司に「体調管理くらいしっかりできないのか」とイヤミを言われる始末です。 そんなこんなが積もり積もってうつ症状が悪化したりもしますし、体調が弱ってメンタルも弱ってるときにそんなこと言われたら余計にメンタルが傷ついて辛くてその場にいられなくなりますし、みなさんも病気の人には優しくしてね。 と言った感じで、体調不良が原因で直接的にも間接的にもメンタルをやられてしまうという事態にもなっちゃいます。 まあ、これは特殊な例かもしれないけど、いろんな条件が重なって絡み合ってうつ病になったりするもんだと思うので、その原因を一つずつ少しずつでも取り除いて生活できるようにするのがうつ病治療に必要なことの一つかもしれないですね。

じゃあ、季節の変わり目にうつ症状に陥ってしまったときはどうする?

季節の変わり目ごとにうつ担ってしまう体質。正直つらいです。10月ごろは毎年ほんとなにもできなくなってしまいます。 じゃあ、具体的にどうすればうつ症状を改善できるの?って話ですが、私の場合ですがこういうことをしています。

諦めてなにもしない

何をしているの?って問いに「何もしない」と言うと怒られちゃうかもしれませんが、まずはほんとにここから始めるのが経験上得策です。 お仕事の都合や立場によっては無理な人もいらっしゃると思いますが、「何もしない」ができる環境であれば、できる環境を作れる人であれば何もしないことが一番です。

・仕事しない

怪我したり病気したら仕事休ませてもらいますよね、それと同じ。 職場がうつ病に理解のある職場であれば正直にうつ症状が辛いので・・・と言って休ませてもらってもいいのですが、おそらくそんな理解のある職場なんてほぼ存在しないと思うので(職場的には理解があるように言っていても、職場の人間全員が理解を示すことは無いです、あとからネチネチ嫌味を言ってきたりする人もいます)、はっきり言えば仮病など嘘をついてでも休んだほうがいいです。 とは言っても、うつ病になる人は嘘を付くことに罪悪感が激しいタイプが多いと思いますので、「風邪の症状っぽい」とか実際ある身体的な症状を伝えてみてはどうでしょう。嘘はついていないです、うつ症状とは言わないだけで。

・動かない

もうずっと寝っ転がって動かないこと。体力を一切使わないようにすることです。 そもそも体を動かすのも相当しんどい状態だと思いますので、それを無理に動かすと気力も体力も奪われ、回復が遠のいてしまいますので、ベッドに横になって一切動かないようにします。

・考えない

仕事を休んで寝っ転がって動かないでいても、反芻思考にとらわれてずっと自分を責めたり罪悪感に囚われたりしがちですが、できるだけ考えるのはやめます。 「「ぼーっとする」と脳が活発になってアイデアも出やすいという話」という記事でも触れていますが、考えるのをやめてるときは脳の中で記憶の整理が行われ、いろんな悩みなどが解消される場合があります。 うつ病のときに悪夢・嫌な夢をよく見るのは、いつも考えているネガティブな記憶を寝ているときに整理されているからなのかなとも思います。 一番いいのは、眠ってしまうことです。私は眠りが浅く寝付きが悪い入眠障害的なところもあるのですが、医師より処方されている精神安定剤などを服用して努めて眠るようにしています。 昼間眠ると夜眠れなくなる、また夜中に嫌なことを考えてしまうという不安もありましたが、経験上ではうつ症状がひどい状態のときは、昼間に眠ってしまっても夜眠れないということはあまり無いです。

丸一日なにもしないとある程度回復する

まあ私の経験則で言っているので、すべての人に当てはまるとは思いませんが、参考にしていただければというスタンスです。 上述のような感じで丸一日なにもしないでいるとある程度まではうつ症状が改善される傾向にあります。 少し動けるようになってきたら、うつ症状改善のための行動を少しずつ試していっています。 お天気が良ければ散歩してみたり、散歩もしんどかったらベランダに出て日光浴びながらぼーっとしたり。
太陽の光を浴びてセロトニンを増やすとうつ病にいいってのはどういうことかって話のまとめ
どうしてうつ病にいいというセロトニンは太陽の光を浴びると増えるのか調べてみた話
  温かいお風呂に浸かってぼーっとしたり。
血流が低下するとうつ病になるのかもって話