体の健康のためにも運動は定期的にやった方がいいっていうのは、まあ当然ですよね。身体の健康のためだけじゃなく、心の健康にも運動は効果はあるんです。
「運動をしないのはうつ病になる薬を飲んでるようなものだ」
と、ハーバード大学のタルベン・シャハーさんも言ってるそうです。
確かに、ちょっと運動するとうつ病の症状が少し軽くなるんです。それで私はランニングにはまってしまいました。
20分程度の軽い運動で効果あり!
イリノイ大学の研究によると、20分程度のウォーキングや散歩のような軽い運動で脳の活動が活発になり幸福度もアップしたということです。
なので、バッチリジャージに着替えて準備運動してガンガン走り込んだりとかジムに行ってベンチプレス最高記録更新するぞー!とかそこまで気合い入れた運動でなくても、「ちょっと近所のスーパーまで買い物ついでにお散歩」とか、「少し遠い目のコンビニ行ったり、図書館行ってウロウロしてみたり」っていうんでも全然OKなんです。

運動不足で今からなにか始めるのもしんどいって人でも、この程度ならなんとかなりますよね。ちょっと歩いて小汗かく程度でも、抗うつ効果もあるし、「今日はなんだかめんどくさいなー」って日でも、脳機能がアップして幸福度が上がりやる気が起こってくるんです。
では、20分位の軽い運動で脳にどういうことがおこるかというと、4つの脳内物質が分泌され良い影響を与えるそうです。その4つとは
・BDNF(脳由来神経成長因子)=脳を育てる物質
・ドーパミン=認知力や注意力がアップ
・ノルアドレナリン=気分を高める物質
・セロトニン=抗うつ効果
これらの脳内物質は幸せホルモンとも呼ばれ、幸福度があがりガンガン気分を改善していくので、やる気!元気!が出てくるというわけ。

運動は習慣化しなくてもいい?朝やるだけで一日気分UP
運動が脳に良くて幸福度が上がるってことはわかったけども、定期的に運動をしたほうがいいのはもちろん周知の事実なんですが、「でも別に習慣化してなくても効果あるんじゃない?」ということで、研究が行われたそうです。
ペンシルバニア大学が運動によって幸福度がどう変わるかというテストを行いました。
テストの内容は被験者を、定期的に運動をしているグループとしていないグループ、テストの朝に運動をしたグループとしなかったグループで、4つのグループに分け行われました。
テストの結果、幸福度の高かった順に
1位:定期的に運動をしていて、テストの朝運動をしたグループ
2位:定期的に運動をしていなくて、テストの朝運動をしたグループ
3位:定期的に運動をしていて、テストの朝運動をしなかったグループ
4位:定期的に運動をしていなくて、テストの朝運動をしなかったグループ
となりました。
1位と4位はまあ順当なところだと思いますが、意外なのは2位と3位ですよね。
定期的に運動をしていなくても、朝に運動をすると幸福度が上がるということがわかったので、つまりは「運動は習慣化していなくても脳にいい」ということになりますよね、頑張って続けなくても心の健康には効果がある!これってすごくよくないですか!?

ちょっと憂鬱な朝とか「今日は会議が会って仕事嫌だなー」とか、ありますよね。そういう時にちょっと運動するだけで気分が上がるんですよ、これはやったほうがいいですよね。
ちなみに私はほぼ毎朝気分が良くないんですが、軽い体操やストレッチをすると、気分が改善されて「今日も何かとがんばってみようかなー」って感じになります。
ちなみに、心の健康っていところに着目して「20分程度の軽い運動」でもいいんだぜって話なので、「わたし痩せたいわ!」「メタボ解消や!」って場合は、もっとちゃんとした有酸素運動とか食事制限とかいろいろ研究してやったほうがいいですよ、もちろん。
まあこれきっかけで、定期的でなくても運動するよっていう癖がついたら、なんにもしないよりはまあマシですけど。僕も痩せたいです!
“朝起きて20分ものすごく頑張れば気分が上がる方法” への3件のフィードバック
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