20代の頃ハードロックバンドをやってたけど鬱でした、皆川(@minagawa_osamu)です。
「やる気が出ない」「落ち込んでる」「凹んでる」「後ろ向きな気持ち」こんなネガティブな状態の時に聴くと、ぐぐっとポジティブ方向に気持ちを切り替えることができる音楽はこういう音楽だー!ってのが判明したそうです。
そもそも人は感情をニュートラルに保ちたいというのがあるんですね。
ポジティブすぎて楽観的過ぎると、「どうにかなるでしょ」的な発想でなにも準備をしなくなるし、逆にネガティブすぎると、行動をする前にあきらめてしまう。なので、感情はその中間くらいがちょうどいいんですね。
そのためにはどうするといいかというと、音楽です。
音楽は人間の感情をコントロールし影響を与えると言われています。
逆に演奏に感情が影響を与えることがあるのは演奏者じゃなくても聴いててもわかることがありますよね。感情と音楽はお互い影響し合っているのかもしれません。
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ポジティブになれる音楽はこれだー
さて、本題の「ポジティブになれる音楽ってなんやー!」って話ですが、
ハードなデスメタル、スラッシュメタル、ハードコア、いわゆるメタル系
がいいんじゃないの?って。
「なんじゃそりゃー」ですよね、わかります。
落ち込んでるときは励ましてくれるような元気な曲のがいいんじゃないのかよって思いますけど、心理学的には違うんですって。
オーストラリアのクイーンズランド大学の、「どんな音楽が人の心に影響を与えるか」という研究調査で、最初に「過去にどのようなことで怒りを覚えたか」などのネガティブ体験のインタビューをし、そのあと各グループにわけて「ハードなメタル系」を聴かせたグループと、何も聴かせないグループに分けてネガティブな感情の変化を調査みたところ、何も聴かせなかったグループは変化はないけど、「ハードなメタル系」の音楽を聴かせたグループはストレス・イライラがおさまり、自己コントロール力がアップして集中力が上がり前向きに作業できるようになったんだそうです。
意外ですよね、メタルなんか聞いたら余計怒りが増し増しになりそうですが、実験ではまったく逆の結果になったそうです。
なぜハードなメタル系がいいのか
ではなんでハードなメタル系がネガティブな感情を沈めてポジティブな感情にしてくれるの?ってことですが、「自分が感じている感情が含まれている音楽」に効果があるようなのです。
つまり、ハードなメタル系の楽曲は「怒り、憎しみ、反抗、反骨精神、社会批判」などの負の感情を表現した楽曲が多く、そういった曲を聴くと自分の中のネガティブな感情を冷静に受け止めることができて、自分の感情と向き合いネガティブな感情がおさまっていくというもの。
なので、「メタル」とジャンルを指定してしまいましたが、「怒り、憎しみ、反抗、反骨精神、社会批判」が楽曲であればメタルでなくてもいいのかもしれません。パガニーニの超絶技巧曲でもいいかも。
自分の感情と向き合わずネガティブな感情を無視しようとすると明るいポジティブな曲を聴いてもネガティブな感情は治らず、逆にネガティブな音楽をぶつけることで感情がニュートラルな状態に戻ろうとする、すなわち、やる気と集中力が上がり、また人に対する敵意や対人ストレスも減少するそうです。
なので、「悲しいときに失恋ソングを聴く」なんてのはその一例かもしれませんね。
ネガティブな時は自分の感情から逃げず「自分と向き合う」ことが大事!ということです。
せっかくなので、独断と偏見で「こんな音楽がいいんじゃないの?」ってのをご紹介。
PANTERA
SLAYER
JUDAS PRIEST
PAGANINI
SEX MACHINEGUNS
なんかみなさん、怒ってますよねー!みんなも怒りの楽曲探してみよう!
この記事を書いた人 Minagawa
2011年に自殺願望や希死念慮にとらわれうつ病と診断され、休職後、うつ病の再発を繰り返しながら転職を4回。
うつ病との闘病とうつ病の改善のために取り組んだ事実や、心理学など学んだことをこのブログで発信。
2019年よりフリーランスWebデザイナーとして活動中。